【共同研究】目白大学・北田先生との連携による長期観察研究がスタートしました ~0・1歳児の行動記録から紐解く保育の質~
2026年2月19日(木)、社会福祉法人ひまわり福祉会では、目白大学人間学部子ども学科の専任講師である北田先生をお招きし、保育現場における共同研究の第1回目となる研究観察を実施いたしました。
今回の取り組みは、保育の質のさらなる向上を目的としており、今後約2年間という月日をかけて、定期的かつ継続的に観察研究を行っていく長期プロジェクトです。

■研究の目的:「社会性」のメカニズムを子ども同士の関わりから解明する
本研究では、乳幼児期の中でも特に心身の発達が著しい「0歳児および1歳児」に焦点を当てています。
この時期の子どもたちは、大人との信頼関係を基盤に、徐々に子ども同士でも関わりを持つようになります。例えば、年下の子をお世話しようとしたり、困っている子を助けようとしたりする「養育的行動(向社会的行動)」が1〜2歳頃から見られ始めます。
本研究では、以下のポイントを2年間にわたる継続的な観察調査で明らかにしていきます。
• いつ頃から、どのように子ども同士の関わりが変化していくのか
• 養育的な行動をとる子、そうでない子の発達過程にはどのような違いがあるのか

■観察の対象と方法
• 対象: 当法人の0歳児クラス・1歳児クラスに在籍するお子さまと、保育者。
• 方法: 月に2〜3回程度の頻度で、子どもたちの日常の遊びや生活の様子をビデオカメラ等で記録し、専門的な分析を行います。
■研究の展望と成果の公表
一時的な調査ではなく、長期間にわたり観察を継続することで、子どもたちの成長の軌跡を多角的に分析し、現場の保育士の専門性向上にも繋げていく狙いがあります。
なお、本研究を通じて得られた成果は、北田先生の手によって論文としてまとめられ、学術的な場で発表される予定です。
■安心・安全のためのデータ管理について(プライバシー保護)
本研究の実施にあたっては、お子さまおよび保護者の皆様のプライバシー保護を最優先とし、以下の通り厳重なデータ管理を徹底いたします。
• データの匿名化: 収集したデータや観察記録はすべて匿名化し、園や個人が特定されないよう細心の注意を払います。
• 厳重な保管: 撮影データはパスワードをかけ、施錠された研究室にて管理します。
• 目的外利用の禁止: 取得したデータは本調査・研究の目的以外に使用することはありません。
北田先生の学術的な知見と、私たちが日々大切にしている現場での実践知。これらを融合させることで、より多くの子どもたちや保護者の皆様、そして保育業界全体に貢献できる研究成果を目指してまいります。
これからの2年間、子どもたちの成長とともに、この研究がどのように深まっていくのか、また折を見て報告させていただきます。